韓国ドラマ「大長今」にめぐりあったのは、私の人生で大きな意味を持つことでした。これは単なる娯楽ドラマではありません。
見てないときは、お転婆な女官がへまばかりやっていて、「ちゃんとまじめに仕事をやれるようになります。」という「チャングムの誓い」かと思っていました(笑)。朝鮮王朝の時代考証がしっかりしていそうなので、最初はそこに興味をもって第13話の途中からとりあえず見てみました。そうしたら完全に「はまって」しまいました。
ストーリー展開は抜群に面白いし、目的をもち、何事も一生懸命やり絶対あきらめないチャングムの人間性と美貌、「他人に対する仕事は、相手の状況をよく考え、心をこめて行うべきだ」という哲学、さらに私が教育の仕事をしているはしくれだということもあり、興味をもったハン尚宮やチャンドクら師匠たちの教え方など、尽きることのない内容があるドラマです。ストーリーの概要を書いた本を読み漁り、レンタルDVDを第1話から一気に9時間ぶっ続けで見たり、その後見たい部分のDVDがレンタルに出ていて順番に見られないので、もう途中から借りられるものからアットランダムに見まくり、毎週の地上波放送で「正統な」順番の鑑賞をするという、チャングム中心の生活となりました。
韓国楊州市にこのドラマの多くを撮ったというオープンスタジオがテーマパークになっていることを知り、「壊れないうちに行こう。」と繰り出しました。同時に、本物の王宮や国立中央博物館の白磁展示など、朝鮮王朝の歴史を偲べるところにも行きました。これはその報告記です。
農楽ーー韓国民俗村その３(音楽の一部付き)