強国マガダ国での説法の地、竹林精舎と霊鷲山。ラジギール
以前した「悟りを開いたら必ず説法に来る。」との王との約束を果たすため、ゴータマ・ブッダは、当時の強国マガダ国の首都ラージャガハに1000人の弟子を連れてやって来たという。ビンビサーラ王は、竹林の精舎を寄進した。また、南の郊外にある霊鷲山(りょうじゅせん)の山頂でもゴータマはしばしば説法を行い、「法華経」などの元を説いたという。
マガダ国の城壁の一部という。
竹林精舎跡の近くに植えられている竹林。右が元々の竹林精舎跡。
竹林精舎跡にある沐浴池
霊鷲山と、ゴータマの説法を聞きに行きたくて作った「ビンビサーラ王の道」。現在は物乞いが少なくない。写真の人は違います。
「王の道」の所々に、弟子が起居していた洞窟が残っている。
山の名は、頂上の岩が鷲の頭と翼を広げた形に見えるところから。見えますか ? 右は頂上のすぐ近くでゴータマが説法したとされる場所。「法華経」などがここで説かれたという。
残念なのは、この山には強盗が出るとのことで、麓と頂上の無線で連絡を取り合う警官たちにチップ(賄賂)を渡して安全を確保してもらわねばならない、ということだ。
頂上の警官は日本語が少しでき、遺跡の説明までしてくれた。
