ここには城跡は見つかっておらず、前方の大ストゥーパ(塔)跡(舎利容器が8つ発見された)]と、手前の僧院跡だけ残っている。
居城カピラヴァットゥの地 ? ピプラハワ(インド)
マヤ夫人は出産して7日目に亡くなってしまった。ゴータマは、夫人の妹、マハー・パジャーパティーに養育される。16歳でヤソーダラ妃と結婚し、一子をもうけ、王子として何不自由なく暮らしていた。この居城カピラヴァットゥについては、ネパール領のティラウラーコットとインド領のピプラハワの2つが候補とされ、それぞれの国で「こっちこそ本物」と主張しあっている。私は日程上、ルンビニから祇園精舎への途中ちょっと迂回して行けるピプラハワに行ったのであり、こちらが正しいというわけではない。
ゴータマは、あるとき東西南北の門を出て、それぞれ老人、病人、葬列、行者を見て、生老病死の苦しみを考えるにいたったという。そして、29歳のとき、王子の地位と妻子を捨てて城を白馬で出て、救いを求めて苦行の道に入った。
ここには城跡は見つかっておらず、前方の大ストゥーパ(塔)跡(舎利容器が8つ発見された)]と、手前の僧院跡だけ残っている。
もし、ここが城だったらまわりはどのようだったのだろうか。今はのどかな田畑が広がっているだけ。
