上左写真の菩提樹の付近が誕生地とされ、マヤ堂があるが、現在は少し離れた別のお堂にマヤ堂にあったゴータマ誕生のレリーフが移されている。
誕生の地、ルンビニ (ここだけネパール)
四大仏跡の一つ
私の行った朝のルンビニは深い霧の中にあった。紀元前463年(他説に前566年、または前623年)、この地域の釈迦族の王、スッドダーナと王妃マヤ夫人の間にゴータマ・シッダルタがここで生まれた、という。マヤ夫人は習慣に沿って、実家に帰って産むつもりが、ここで産気づいてお産したとのこと。物語としては、マヤ夫人は6牙の白象が胎内に入る夢を見て妊娠し、ルンビニでは、沙羅双樹の木に手をかけたら右脇の下からゴータマが生まれたという。生まれたばかりのゴータマは、七歩歩み、右手を上に、左手を下に「天上天下、唯我独尊」と指で指し宣言したという。
上左写真の菩提樹の付近が誕生地とされ、マヤ堂があるが、現在は少し離れた別のお堂にマヤ堂にあったゴータマ誕生のレリーフが移されている。
お堂の内部
真ん中は4世紀頃のグプタ朝のゴータマ誕生のモチーフのレリーフだが、異教徒に破壊された。左はそれを新しく再現したもの。右は、日本から送られた「釈尊ご誕生像」。
ルンビニ園には、ゴータマの産湯の池や、アショカ王が仏教興隆のため立てた石柱もある。
ブラフミー文字で「この村の税を軽減する。」などと刻まれている。
