沙羅双樹の木の中の涅槃堂。後ろにストゥーパ(塔)がある。
入滅の地 クシナーラ
四大仏跡の一つ
80歳になったゴータマは、弟子ナーランダを伴って故郷のカピラヴァットゥに向かう旅に出た。立ち寄ったマッラ国で金属細工師からきのこ料理の供養を受けて食したが、あたって赤痢のような症状となった。激痛に耐え、ゴータマはクシナーラまで歩き、やがてその二本の沙羅双樹の木の下で横になり、アーナンダに「もろもろのことは過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成しなさい。」との言葉を残し、ついに入滅した。遺体は王の葬法にしたがって荼毘にふされ、舎利は8つに分けられた。
沙羅双樹の木の中の涅槃堂。後ろにストゥーパ(塔)がある。
涅槃堂のなかの涅槃仏。近くを流れる川の中から発掘されたグプタ期の約6mのもの。
仏像の足には法輪。右は台座に彫られている、入滅を嘆き悲しむアーナンダ。
涅槃堂からは数キロ離れたところの荼毘塚。荼毘に付した地に後から様々な人たちが偲んで石を積んでいって今日のようなものに なったという。
ゴータマ・シッダールタとの冬へ
