ソクラテス
Sokrates B.C.470(469)〜B.C.399
古代アテネの哲学者。信仰されていたデルフィのアポロの神託で「ソクラテスより知恵のある者はいない。」と言われたことを知り、その真偽をたしかめようと様々な人々と対話するが、皆「善悪」のことがわかっていなかった。そこで彼は「私は何が善かを知らないが、知らないということは知っている。他の人は自ら知らないことすらわかってない。私は知らないということを知っているという点で他の人より知恵があるということだろう。」と考えた。そして人々に無知をわからせ、真の善を考えるよう問答を進めた。しかし、裁判にかけられ、「国家を傾ける者」として死刑判決を受けた。結局、自ら毒杯を飲み、刑に服した。
デルフィ
古代デルフィのようす
左はアポロ神殿跡。右はデルフィが山の中にあることを示す。劇場の左にアポロ神殿
アテネのソクラテス
左はアゴラ跡から見たアクロポリス・パルテノン神殿。右がパルテノン神殿。ソクラテスはアゴラでよく問答を行ったと思われる。死刑判決もアゴラにあった裁判所でなされた。
アテネ大学の隣のアカデミーにはソクラテスとプラトンの石像が並べられている。
