デカルト

R.Descartes 　　1596〜1650

　フランスの哲学者。確実なことから理論を積み上げる合理的方法で、それまでの世界観を一変。
「われ思う、ゆえにわれあり。」というもっとも確実なことを基礎にした。

生誕の地「デカルト」

　パリからTGVで約1時間、トゥールに行き、そこからバスでさらに1時間半で、デカルトの生まれた地に着く。その町はラ・エーといわれていたが、現在はずばり「デカルト」という名の町になっている。　　

デカルトの町並みと生家(フランス国旗の出ている家)。現在はデカルト博物館。

　

博物館ではいきなりデカルト氏に出迎えられてびっくりしてしまった。

町の広場に銅像が立っている。

町の外を流れるクルーズ川には花を飾った橋が架かっている。絵になるような風景。

ベルサイユ宮殿にあるデカルト像

廊下にフランスに貢献したさまざまな人物の像が陳列されているが、その一人として。

とんでもないものが見せ物になっている!!

　パリの人類史博物館に、進化した人類の代表として、デカルトの頭蓋骨の一部が展示されている。
　デカルトはスウェーデンの女王に招かれ、講義を早朝からさせられたが、これがもとで体調を崩し、かの地で死去した。遺体はその国に葬られたが、フランスから返還要求がなされ移送の途についたが、その途中一部が盗まれてしまった。ずっと後にスウェーデンの科学者からフランスの学者に頭蓋骨が返されたという。

『方法叙説』も展示してある。

トップページへ