農村は青瓦屋根が好きだ
いずれも、移動中のバスの車内から撮影したものなので、手振れを起こしてお目ざわりで申し訳ない。
地方に旅行して気付いたのは、農家が青瓦志向だということだ。色なしの普通の灰色の瓦もあるが、赤や黄色といったものはほとんど見かけなかった。
上左は慶尚道を横断したときの農村風景。上右と下は忠清南道のもので、一部で屋根の「縁取り」に赤い色が使われていた。ソウルの昌徳宮の、国王が日常の政務を行った建物である「宣政殿」は残存する青瓦の建物である。青瓦は昔は王しか使えなかった。現在の大統領府も青瓦で「青瓦台」というのは周知のことである。農村もわらぶき屋根から近代化するとき、憧れの青瓦を志向したのだろうか? ちなみに、下は高層ビルの上から撮った青瓦台と景福宮。
なお、忠清南道では朱色瓦や緑色瓦の農家もあった。
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