ゲル訪問 その１
モンゴル遊牧民は移動式のゲルという住居に住んでいる。初めて訪問したウランバートルから東へ１時間半車で行ったテレルジ近くのゲル。乗馬トレッキングの途中でゲルを訪問する、というので「予約したのか？どこのゲルに行くのか？」と現地ガイドに訊くと、「遊牧民は見知らぬ誰でも、いつでも訪ねていっても必ずもてなすのが習慣だ。適当に行く。」と言うのでびっくり。でも、本当に接待してくれた。ガイドは「この家はおいしい馬乳酒を作っているから。」と言う。
このお宅では馬を遊牧していた。
ゲルの内部。ゲルを覆っているフェルトを一部取って涼しくしている。ガイドは「日本人やドイツ人のようにきれいにしている家だ。」と言っていた。
出された食べ物。右上が馬乳酒。度数はビールより弱いくらい。酸っぱいカルピス、というところだがそれだけではうまく表現できない。真ん中は揚げパン。少なくとも麦は購入したものと思われる。自家製のベリージャムとバター状のものを付けて食べる。バターはやや酸味があった。左はアーロールというチーズ状のもの。一緒に行ったオーストラリア人カップルは皆一口で止めていたが、私は（せっかくだから）と馬乳酒を二杯おかわりした。
何でしょう？ と私が質問を出すと、そう、だいたいトイレが答なのです。
「遊牧民のトイレ」です。勝手に撮ってごめんなさい。
