毛沢東 健在なり
左は、泰安市の料理屋で見つけたもの。右は曲阜の孔府の近くの「参道」の土産物露店のもの。
周知の通り、北京の天安門広場には、中華人民共和国建国の父、毛沢東の大きな肖像があり、すぐ近くに彼の遺体を安置公開している紀念堂もある。現在の中国の直接の基礎を作ったのは、この毛沢東と政敵ともいうべき関係にあった鄧小平だが、その後継の現在の指導部は、毛沢東を「建国の父」として中国国民統合の大きなシンボルとしているように思う。このような環境の中で、日常の世界に毛沢東がいるのであろう。中国共産党はマルクス主義のイデオロギーでは国民統合できないため、「毛沢東」を意識的に前面に出しているように思う。
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