リッチな気分になれる一等車

　イギリス各地を列車で回るときは「ブリットレイルパス」などの、外国人向けのパスを持っていくと、いちいち並んで駅の窓口で切符を買う必要はないし、使えば使うほど得する。

　パスには一等車乗り放題のものと二等車用とがあるが、2005年8月は４日分のパスで１万円分高い一等車用を使った。私が利用した、湖水地方オクセンホルムからロンドンへの約4時間弱の車内では次のような無料サービスがなされた。ちょうど私が乗ったのは昼時だったので、このようなものだったが、朝なら豪華イングリツシュ・ブレックファスト、夜ならちょっと重めな食事が出る。何回もコーヒーやティーの飲み物サービスが来た。夕方別の方面に乗ったときは夕刊が配布された。席にはテーブルが付いている。日本のもののような、ちゃちな折りたたみテーブルとは違う。

　　

　左は一等車内の様子。右は予約がある席の表示。日本人の感覚だと予約しないといけないと思ってしまうが、私の夏８月と春３月のイギリス旅行の体験からは、予約してなくてもまず座れる。全体的にも予約席は少ないように感じるし、気が付いたらその車両に自分しか乗っていなかった、なんていうこともあった。

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