お勧め! オリジナル・フライト・ツアー
オランダ政府観光局のウェブページを見ていて、このオリジナルフライトのあることを知った。空からチューリップ畑の万華鏡のような風景を撮りたいと思ったが、連絡をメールで取りあったら、「好きなところに行ってあげる。」と言ってくれた。オランダ史に関係ある、アルクマール、ライデン、アムステルダムはもちろん、世界遺産のベームステル干拓地とキンデルダイクの風車群にも行ってくれることになった。当日は幸い晴れとなった。レリースタットの飛行場に行くと、スタッフの若い男性はたいへん友好的で、コーヒーまで入れて歓迎してくれた。紹介されたパイロットは、何と若い女性スザンナさん。飛行歴は2年だとのこと。セスナ101号というプロペラ2人乗りで2時間20分のフライトだった。コースは、レリースタットからアイセル湖の上を走る道路を見ながら、対岸のエンクハウゼン、ホールン、アルクマール、ベームステル干拓地、アムステルダム、スキポール空港、チューリップ畑のリセ、ライデン、キンデルダイクという順だった。帰りにはユトレヒト上空にまで行くというサービスだった。スザンナさんは、簡単な英語で説明してくれるし、私が気に入った写真を撮れるまで何回も同じところをぐるぐる回って飛んでくれた。眺めた景色も素晴らしかったが、「今、私の足の下にアムステルダムの町が! キンデルダイクが!」と思い、なんとも言えないいい気分を味わった。私は揺れる車に弱いので、念のため子供用の車酔い止め薬を飲んだ。後はトイレが心配だったが、幸い、緊張しつつ楽しんだためか心配するには及ばなかった。値段は後で示すウェブサイトで調べてほしいが、東京上空を飛ぶ飛行船の40分7万円に比べれば、かなり安くてお得である。
私の飛んだ場所一覧。右はパイロットのスザンナさん。
飛び立ったレリースタットの町。1957年の干拓地に創られた。2008年で人口7万3341人。彼方に風力発電用の「現代の風車」が並び立つ。
レーリスタットからエンクハウゼンに延びる湖面を走る道路
エンクハウゼンの町。東インド会社に出資した6つの町の一つ。2007年の人口1万7833人。
ホールンの町。東インド会社に出資した6つの町の一つ。2008年で人口6万8800人。
アムステルダム近くの工場地域
アムステルダム。左からプリンセン運河、ケイゼルス運河、ヘーレン運河、シンゲル運河。雲の影が落ちてしまった。右上に中央駅。人口75万5000人。
スキポール空港。青い色の機体はKLM航空のもの。
薔薇の木を育てる温室群
キンデルダイク。干拓地の排水を行うために、1740年代に19台の風車が建設された。世界文化遺産。
レーリスタットに戻るため北上すると東側に、オランダでは珍しい森林が見えた
このフライトの連絡先
http://www.waviation.nl/aerialtours.asp