エルサレム
苦悩の祈りをし、捕まったエルサレムのゲッセマネ
最後の晩餐を終えたイエスは、オリーブ山の麓のゲッセマネというところで神に祈った。苦しい胸のうちを神に訴えた、人間らしい面を見せた祈りであった。
その祈りの終わったところへ、裏切って大祭司カイアファに密告したユダが大祭司の手のものたちとやって来た。ユダが頬にキスをした者がイエスだという話をしていたため、イエスはすぐ捕まった。ゲツセマネとは、「ガット」(絞る)・「シュマニーレ」(油)からきていて、オリーブ油を絞る場所であった。
エルサレム
ゲツセマネ。イエスのころのオリーブの木の直系というが。
イエスの祈ったとされる場に全世界のカトリックからの寄付でできた「万国民の教会」。苦悩するイエスが描かれている。
教会の祭壇には、岩によりかかり苦悩するイエスと、イエスにキスするユダなどが描かれている。
祭壇の前には、イエスがここで祈った岩だとされるものがあり、茨のけい冠のモチーフで縁取られている